チョッパヤ!テンポ300以上の高速レガート参考音源まとめ

ジャズドラムやってると高速レガートはあこがれますよね!「チョッパヤ」とも言われます。テンポ300以上の音源をドラマー別にまとめてみました。シンバルやスネアのフレージングはどうしているのか?高速テンポでのドラムソロは?ぜひ参考にしてみてください!

Tony Williams

高速レガートといえばトニーウイリアムス、トニーウイリアムスといえば高速レガート!やはりセカンド・グレート・クインテットと呼ばれる、マイルスバンドでの演奏が有名ですよね。彼の高速レガート演奏は多すぎるのでキリがないくらいですが、さっそくみていきましょう!

Four & More

マイルスデイビスのセカンド・グレート・クインテットでのアルバム。なんとアルバム内の半分以上がテンポ300越えという、高速スイングのバイブル的アルバム!1964年に録音。
トニー(まだ若干19歳!)がファイヤーしまくってる最高のライブアルバムです。激しいのが好きな人は文句なしにお勧め。

So What

トニー、1曲目から暴れまくっております!テンポは約280位から始まりますが、320位まで速くなります。

Walkin

あれ?Walkinってゆっくりじゃなかったっけ??なんか全然違う曲になってる気がしますがかっちょいいのでOK!
テンポは320位から始まり、350位までテンポアップします。

Joshua

テンポ290位から始まって、320位までテンポアップ。350のwalkinの後なので、速いのにゆったりに感じる不思議。。。

Four

きましたFour!有名曲ですね。テンポ275位から始まって、ようやく少し落ち着くのかと思いきや、、350位までテンポアップ!めっちゃ速くなります。
トニーの辞書に遅くなるという文字はないのかもしれません、、

一度でいいから見てみたい トニーが遅く なるところ

Seven Steps to Heaven

テーマのドラムピックアップがかっこいい、こちらもスタンダード曲集にも載っている有名曲。ドラマーにとっては一度はやってみたい曲ですね。ドラムソロも良い!
テンポは310位から始まり、途中340程度まで速くなります。

Philly Joe Jones

伝説的超売れっ子ドラマー、フィリージョー。数え切れないほどの演奏を残していますが、マイルスデイビスとのファースト・グレート・クインテットが有名です。ポール・チェンバースとは鉄壁のリズム隊。
子供のこっろはタップダンサーだったそうです!あの小気味のいいリズム感はその辺りから来ているのかもしれません。
フィリージョーのテンポ300越えがなかなか見つからないのですが(280とかはある)、見つけました!

Sonny Clark Trio

ピアニストソニー・クラークのアルバム。1957年録音。このジャケット有名ですね。

Be-Bop

アルバム一曲目アルバム内唯一の300越え。テンポは約310。驚異的なのは、テンポが全く変わらないこと!曲の始まりと終わりでほとんど変わってません。機械なのか?メトロノーム聴きながらやってるのか?というレベルの安定感。フィリーがすごいのかポールがすごいのかわかりませんが、まさに鉄壁のリズム帯です。
時代もあるでしょうが、トニーの自由なドラミングとは違い、ライドシンバルとハイハットは基本のストレートなパターンをガッチリキープしつつ、スネアでダイナミクスをつけているという感じですね。非常に参考になるんじゃないでしょうか。

‘Round About Midnight

マイルスデイビスのファースト・グレート・クインテットでのアルバム。とはいっても、その他のメンバーでの演奏も含まれており、録音日も混在しているようです。

Salt Peanuts

こちらもテンポ300越えはアルバム内この一曲のみ。1956年のライブ録音。テンポは約320〜325くらいで、やはり抜群の安定感!ドラムのロングソロも含まれています。

Cookin’ with the Miles Davis Quintet

マイルスのマラソン・セッションと呼ばれる、超有名な4枚組。その中でも最高と称される一枚。1956年スタジオ録音。

Tune Up

テンポは315位。やはり抜群の安定感でライド・ハイハットはガッチリキープしつつ、スネアで抑揚をつけていき、キメはしっかりキメる。安定しているのにこのぐいぐい前に押されるようなスピード感はなんなんでしょう?

Steamin’

こちらもマラソン・セッションから。同様に1956年スタジオ録音。マラソンセッション中、300越えは2曲でした。

Salt Peanuts

これは速い!マラソンセッション中、最高速の曲。テンポは365〜370くらい。こちらもフィリーのロングソロが入っています。

Jack DeJohnette

繊細でありながらエネルギッシュ、さらに独創的なプレイが素晴らしい、世界最高峰ドラマー、ジャック・ディジョネット!
マイルス・デイビスやキース・ジャレットとの共演が有名ですね。なかなか真似をするのは難しいですが見ていきましょう!

My Foolish Heart

キース・ジャレットのスタンダード・トリオで、モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライブアルバム。
「スタンダード・トリオ」は聞き馴染みのあるスタンダードを超絶な演奏で聴かせる私も大好きなトリオです。
2001年録音、ということはディジョネットは57歳。まだまだバリバリです。

Oleo

テンポは295位、、微妙に300に届かないですが、カッコ良すぎるのでいれちゃいました。よくこんな手足がバラバラに動くなー。